かみこあにプロジェクト2025を振り返る。
- kamikoanilab
- 2 日前
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10回目の開催となった「かみこあにプロジェクト」も、皆様のご協力のおかげで無事に全日程を終えることができました。
現代アート・音楽・伝統芸能という3つの軸はそのままに、ワークショップやカフェギャラリーなど、村民参加型の企画を多数展開。村民の皆様とともに盛り上げた今年のプロジェクトについてご報告します。
①かみこあにプロジェクトPR 展示 8月4日[月]~11月9日[日]道の駅かみこあに

道の駅の吹き抜けスペースに、これまでのかみとあにプロジェクトのポスターや写真を展示し、訪れた方々にプロジェクトの歩みを紹介しました。
②清掃ワークショップ 9月7日[日]旧かみこあに保育園

村民や参加作家を中心にさまざまな人が集まり、メイン会場となる旧かみこあに保育園の清掃を行いました。お昼には、村のお母さんたちの手作りカレーをいただき、和やかな雰囲気の中で交流を深めました。
③キックオフ音楽会 青谷明日香 with はなうた管弦楽団 9月21日[日]コアニティ

全国で活躍するシンガーソングライター・青谷明日香さんと、8名のはなうた管弦楽団による演奏会。来場者には新米のおにぎりがふるまわれ、演奏に合わせてダンスや音遊びを楽しむ時間も。子どもも大人も笑顔あふれる、あたたかいひとときになりました。forist 花まんさんによる、野原を再現したような会場装飾も印象的でした。
④滞在制作と作品展示 10月5日[日]~10月26日[日]旧かみこに保育園

今年は4名の作家が上小阿化村に滞在し、写真や絵画、立体など、さまざまな手法で作品を制作。村の空気に触れ、村民と交流しながら、今回限りの作品を作りあげてくれました。また、会場内のひと部屋では、「カフェギャラリーかみこあに」として、村内の作り手の作品や村民からお借りしたコレクションを展示。毎週末には、村内外の店舗による週替わりカフェもオープンし、多くの方に足を運んでいただきました。
⑤秋田県立近代美術館「みんなのMuseumプロジェクト」連携企画

横手市・秋田県立近代美術館の「みんなの Museum プロジェクト「まるごと〇展』」との連携企画として、高さ4メートルの段ボール製ロボット「超美術館ロボキンビオン」が展示会場に登場。上小阿仁村の木工作家・畠山耕一氏とのコラボレーション展示を行いました。また、会期初日には、段ボールでキンビオンの頭部を作るワークショップも開催。村の子どもたちも多数参加し、大盛り上がりで個性豊かな作品を作りあげてくれました。
⑥クロージング企画 伝統芸能公演とシンポジウム 11月9日[日]健康増進トレーニングセンター


第一部の伝統芸能公演では、「小沢田駒踊り」「福田獅子舞」「根子番楽」の3つを上演。迫力満点の演舞に、会場全体が熱気に包まれました。
第二部のシンポジウムでは、国際教養大学・工藤尚悟准教授による基調講演に加え、工藤氏および絵画作家の永沢碧衣氏、かみこあにプロジェクト関係者によるクロストークを開催。地域のあたらしい”祭り”として、新たな視点からかみとあにプロジェクトを考える機会となりました。
今年もたくさんの方々のお力添えがあって、10回目の「かみこあにプロジェクト」を開催することができました。
足を運んでくださった皆様、参加してくださった皆様、そして日々支えてくださる村の方々に、心より感謝申し上げます。



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