今年の「かみこあにプロジェクト」は、来年2025年の10回目の準備の年として、小さな規模で開催されました。会
場は、上小阿仁村内の2ヶ所。それぞれの施設では、ワークショップやイベントなどが行われ、音楽や食を通して村
の魅力を発信しました。
今年は、更に「かみこあに便り」という媒体を発行。村内などに配布しました。
報告号が完成しましたのでご覧ください。
今年も無事、「かみこあにプロジェクト」が終了し、ホッとしています。毎年、様々な方にご協力いただき開催することができています。本当にありがとうございます。
今年6月に、小沢田にある「旧かみこあに保育園」を初めて訪れました。のちに今年のメイン会場にお借りすることになるその場所は、長年使用され少しくたびれているように見えました。ですが、大切に使われてきたことが感じられ、今にも子供達の声が聞こえてきそうな雰囲気に、あっという間に好きな場所に変わっていきました。
上小阿仁村に暮らす多くの方が通ったこの建物は、一人ひとりの中にある思い出が財産です。その思い出と共に村外から来たアーティストやお客さんが混じり合い、お互いの“自分の場所”になっていく。これまでにない化学反応が起こるのではとワクワクしながら今年のプロジェクトを終えました。
毎年、約一ヶ月間だけ開催される、お祭りのようなやり方から、四季折々の上小阿仁村の魅力に触れられ、日常的に村内外の方が交流できるような方向に変化していけるのではないか。「旧かみこあに保育園」そのたったひとつの建物に想像力を掻き立てられました。
かみこあにプロジェクト
総合ディレクター 後藤 仁
こちらの「かみこあに便り」は、先日、上小阿仁村内で配布されたものです。秋田市大町のココラボラトリーほか数
ヵ所にも配布される予定です。